※本記事は2026年5月時点の情報です。料金・運航スケジュールは変動するため、予約前に必ず各社公式サイトでご確認ください。
🚨重要:フェリーの車両料金は車の長さで細かく区分されています。本記事の料金表記は基本的に「普通車5m未満+運転手1名」を基準にしています。6m・7m・8mと長くなるにつれて料金は大幅に上がるため、自分の車長で必ず公式サイトで再確認してください(詳細は後述)。
北海道車旅、フェリー選びで旅の濃さが変わる

「いつかは北海道を車中泊で一周してみたい」
そう思っている人、めちゃくちゃ多いと思います。私たちくま夫婦も、ハイエースやキャンピングカーで北海道を旅するために何度も北海道フェリーに乗ってきました🚢
でも、いざ調べはじめると——
「フェリー会社、こんなにあるの?」
「どこから乗るのが一番お得なの?」
「車中泊旅って、フェリーに車のままで乗れるんだよね?」
そんな疑問がドバドバ出てきます。
実は北海道へ向かうフェリーは、6社11ルートも走っているんです。出発地・料金・所要時間・船内設備が全然違うので、自分の旅スタイルに合うルートを選ぶと、旅のスタート地点から大満足できます。
この記事では「車中泊で北海道に行きたい人」のために、北海道フェリーの全ルートを2026年最新版で徹底比較。我が家の体験談も交えながら、フェリー選びのコツをわかりやすく解説します。
北海道フェリーの全体像|6社11ルート一覧
| 出発地 | 到着地 | 運航会社 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 大洗(茨城) | 苫小牧 | 商船三井さんふらわあ | 約17〜18時間 |
| 仙台(宮城) | 苫小牧 | 太平洋フェリー | 約15時間 |
| 名古屋 | 苫小牧(仙台経由) | 太平洋フェリー | 約40時間 |
| 舞鶴(京都) | 小樽 | 新日本海フェリー | 約21時間 |
| 敦賀(福井) | 苫小牧東 | 新日本海フェリー | 約20時間半 |
| 新潟 | 小樽 | 新日本海フェリー | 約16時間半 |
| 八戸(青森) | 苫小牧 | シルバーフェリー | 約7時間半 |
| 青森 | 函館 | 津軽海峡フェリー | 約3時間40分 |
| 大間(青森) | 函館 | 津軽海峡フェリー | 約1時間30分 |
| 青森 | 室蘭 | 津軽海峡フェリー | 約6時間45分 |
| 青森 | 函館 | 青函フェリー | 約3時間50分 |
🚨 まず大事なこと|フェリー料金は車の長さで大きく変わる

フェリーの車両料金は車の長さで細かく区分されています。本記事の料金はすべて「普通車5m未満+運転手1名」基準で表記しています。6m・7m・8mと長くなるほど料金は大幅にアップしますので、自分の車長で必ず公式サイトの再確認をしてください。
車長区分の目安
| 車長 | 代表的な車種 |
|---|---|
| 5m未満 | 普通乗用車・ミニバン・ハイエース標準ボディ等 |
| 5m〜6m | ハイエース スーパーロング(ワイド)・小型キャブコン等 |
| 6m〜7m | キャブコン・大型バンコン等 |
| 7m〜8m | マイクロバス・大型キャンピングカー |
| 8m以上 | 超大型キャンピングカー |
車長が変わるとどれくらい料金が違う?
車長が1m長くなるだけで料金は数千〜数万円アップします。
我が家もハイエース(5m未満)から「ころりん号(6.99m)」に乗り換えたとき、フェリー代の上がり方にびっくりしました💸 これが、私たちが大洗→苫小牧から大間→函館にルート変更した一番の理由です。
計測時の注意点
- 運賃の基準は装備・突起物を含んだ実際の全長(車検証の値が基本。出っ張りがあればその分も加算される)
- ルーフキャリア・自転車キャリア・スペアタイヤもサイズに含む
- 申告サイズと違うと現地で追加料金(区分変更)を取られることも
- 不安なら車検証の車長+装備の出っ張り分で申告するのが安全
なお、ルーフキャリアなどの出っ張りがある車は、乗船時に係員が実測することがあります。逆に、車検証どおりのノーマル車なら、車検証の全長で処理され実測まではされないことがほとんどです。
「短く申告すればバレない?」は、やめておくのが正解

「車長を短く申告して黙っていれば、安く乗れるのでは?」という疑問もよく聞きます。でも、これはおすすめしません。
- キャリアなどで区分をまたぐ車は、乗船時に係員がメジャーで実測することが実際にあります(その場で差額を請求された実例も)
- 規定上は虚偽申告にあたり、計測されれば結局差額を払うことに(=結局は安くならない)
- 車の長さは船内の車両配置(安全な積み付け)にも関わるので、正直な申告がマナーです
正直に装備込みで申告するのが、結局いちばん安全で確実。「バレなきゃラッキー」を狙うより、最初から正しい区分で予約して、気持ちよく船旅を楽しみましょう⛴️
これを踏まえて、以下、ルート別の料金(5m未満基準)を見ていきましょう。
出発地別の選び方|あなたの近くから北海道へ
関東発|大洗→苫小牧(商船三井さんふらわあ)



関東圏から北海道へ向かう人の定番ルート。
- 所要時間:夕方便17時間45分(19:45→翌13:30)/深夜便18時間(01:45→当日19:45)
- 便数:1日2便
- 料金(普通車+運転手1名):38,500〜55,000円
※大洗ルートは2026年4月から6m未満まで同一料金。6mを超えると割増になります。詳細は公式サイトで要確認 - 客室例:ツーリスト11,550〜23,100円/スイート56,100〜80,300円
- 特徴:夕方便(さっぽろ・ふらの)・深夜便ともペットルーム・ドッグラン完備。特に2025年就航の新造船「かむい」「ぴりか」(この航路初のLNG燃料船)は設備が充実
【2026年のキャンペーン情報】
インターネット予約限定で「WEB春割」(4/1〜5/31)や「初夏割」(6/1〜7/16)が実施中。割引率は時期によって変わるので、さんふらわあ公式キャンペーンページで最新情報を必ずチェックしましょう。
📝 くま嫁的ポイント
夕方便で乗れば船内で1泊できて、翌昼に北海道到着。移動日が「ちょっとした船旅」に変わるのが最高です。海を眺められる展望浴場(サウナ付き)でゆっくり過ごす時間は、もう旅のハイライト級。
我が家がこのルートを使ったのは、ハイエースで初めて北海道へ向かった長旅のスタートのときでした。当時は「青森や大間まで頑張って自走して、安いフェリーに乗るべき?」と悩みましたが、電卓を叩いてみると——
- 関東から青森・大間までのガソリン代+高速代
- 道中の食費・お風呂代(普通に1〜2泊必要)
- 連日の長距離運転による体力的な負担
これらを全部足すと、大洗から長距離フェリー一発で行った方が、時間も体力も大幅に節約できたんです。船内にお風呂もあるし、寝てる間に北海道に近づいてくれる。「移動+宿+食事+お風呂」がワンパッケージになっている感覚でした。
言葉だけだとピンとこないと思うので、2026年の料金で実際にざっくり計算してみましょう(ハイエース・大人2人・関東発)。

パターンA:青森まで自走 → 青函フェリーで函館へ
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 高速代(東京〜青森 約740km・深夜割引寄り) | 約11,000円 |
| ガソリン代(740km ÷ 9km/L × 169円) | 約13,900円 |
| 道中1泊(温泉550円×2+食事約3,500円・車中泊) | 約4,600円 |
| 青函フェリー(青森→函館・5m未満・大人2人) | 約21,800円 |
| 合計 | 約51,300円/実質2日 |
パターンB:大洗 → 苫小牧フェリー一発
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 高速代(関東→大洗 約85km) | 約2,000円 |
| ガソリン代(85km ÷ 9km/L × 169円) | 約1,600円 |
| 大洗→苫小牧フェリー(車+大人2人・ツーリスト) | 約50,050円 |
| 合計 | 約53,650円/実質1.5日 |
並べてみると、こうなります。
- 費用の差はたった約2,000円。Aが安く見えても、740km分のガソリン代+高速代+道中1泊を足すと、ほぼ同額に
- 時間はBが半日早い(Aは陸路で実質2日、Bは寝ている間に到着)
- 体力はBが圧倒的にラク(Aは8時間超の運転+慣れない車中泊、Bは大洗まで1.5時間走るだけ)
「安いから青森まで自走」という思い込みは、数字で見ると意外と崩れます。運転そのものを楽しみたい人はA、ラクして北海道に着きたい人はB——という選び方ですね。
我が家はこう考えて、大洗から出ました
じつは我が家も、初めての北海道旅でまさにこの電卓計算をやりました。当時は「青森まで頑張って自走すれば安いはず」と思い込んでいたんです。でも、ガソリン代・高速代・道中の1泊までぜんぶ足してみたら——大洗ルートとほとんど変わらない金額。「えっ、こんなに走るのに同じくらいなの!?」と二人でびっくりしました。
それなら寝ているあいだに北海道へ着いて、体力も温存できるほうがいい。そう考えて、我が家は大洗→苫小牧のフェリーを選びました。実際に乗ってみたら、お風呂に入ってごはんを食べて、ぐっすり眠って起きたら北海道。「これは想像以上にラクだ」と、すっかりフェリー派になりました🛳️
▶ 我が家が実際に大洗→苫小牧フェリーに乗った時の乗船レポはこちら
(※青函フェリーは時期限定の割引、さんふらわあは夏休みの繁忙期で料金が上下します。最新は各社公式で確認を。陸路ルートのさらに詳しい比較は 北海道への車移動 完全比較ガイド もどうぞ)
(その後、大型のキャンピングカーに乗り換えてからは別ルートを使っていますが、それは記事後半の「おまけ」で軽く触れます。まずは多くの方が当てはまる普通車・ハイエースクラス目線で読み進めてください。)
- 公式:https://www.sunflower.co.jp/route/fare/
- 深夜便の新造船「かむい・ぴりか」(2025年就航のLNG燃料船)の船内をもっと見たい方は、さんふらわあ 新造船特集ページもどうぞ。展望浴場・ペットルーム・客室タイプ・ドライバー専用スペースまで詳しく紹介されています
東海発|名古屋・仙台→苫小牧(太平洋フェリー)


- 仙台→苫小牧:約15時間20分(19:40→翌11:00)/毎日1便
- 名古屋→苫小牧:約40時間/隔日1便(仙台に寄港=仙台経由。名古屋発の便は途中の仙台で停泊します)
- 特徴:展望浴室・サウナ・ラウンジショー・レストラン完備
- 嬉しいニュース:船内にStarlink Wi-Fiを順次導入(船旅中もネットが快適に)
- 早割キャンペーン:早得21(21日前予約)で旅客運賃が割引。初夏期の2等運賃は仙台〜苫小牧3,200円〜(※これは旅客運賃の例。車両運賃は別途・公式で要確認)
※詳細運賃は変動が大きいため、車長別の料金も含めて必ず公式サイトで最新確認してください。
📝 くま嫁的ポイント
太平洋フェリーは「移動しながら旅館に泊まる」感覚。ラウンジショーがあったり展望浴室があったり、船旅そのものを楽しみたい人には最高です。
関西・北陸発|舞鶴・敦賀・新潟→北海道(新日本海フェリー)


| ルート | 所要時間 | 出航 | 普通車料金(5m未満) |
|---|---|---|---|
| 舞鶴→小樽 | 約21時間 | 23:50→翌20:45 | 37,500〜50,500円 |
| 敦賀→苫小牧東 | 約20時間35分 | 23:55→翌20:30 | 37,500〜50,500円 |
| 新潟→小樽 | 約16時間30分 | 12:00→翌04:30 | 29,500〜43,000円 |
※車長5m以上は料金区分が上がります。公式サイトで再確認推奨。
※新日本海フェリーは2026年6月1日に運賃改定。上の表は改定後(6月1日〜)の新運賃です。5月中に乗船する場合は現行運賃と異なることがあるため、最新は公式運賃ページでご確認ください。
- 特徴:露天風呂付き大浴場、ペットルーム搭載船あり
- 経由便もあり:上記の表は直行便です。ほかに「敦賀→新潟→秋田→苫小牧東」(約31時間・週1便)や「新潟→秋田→苫小牧東」など、新潟・秋田を経由する便もあります(小樽行きは直行)
-
嬉しいニュース:2026年4月下旬からau Starlink Wi-Fiを客室でも順次拡大中(au利用者は無料・その他は有料)。※船によって導入時期が異なり、対象外の船もあるので最新は公式で確認を
📝 くま嫁的ポイント
新潟→小樽の昼便は、夕日を眺めながら出航→翌朝小樽到着で、目覚めたら北海道。これ、ロマンしかないやつです🌅
東北発|八戸→苫小牧(シルバーフェリー)


- 所要時間:約7時間半(八戸発)
- 便数:1日4便(深夜便あり)
- 料金(普通車5m未満):22,000円
※車長5m以上は料金区分が上がります - 特徴:ペットルーム・お風呂・売店あり、苫小牧ターミナル24時間営業
-
割引:ネット予約10%OFF、往復14日以内10%OFF
📝 くま嫁的ポイント
「東北を車中泊しながら北上→八戸からサクッと北海道」という二段階旅が組めるのが最高。深夜便で乗れば、朝には北海道で朝市スタートできちゃいます。
青森・大間発|津軽海峡を渡って函館・室蘭へ

津軽海峡フェリー

- 青森→函館:3時間40分/1日6往復
- 大間→函館:1時間30分/1日2往復(夏期増便あり)
- 料金(6m未満):青森線はA期間21,260円/B期間25,450円/C期間28,600円の3区分。大間線は17,000〜22,870円(最新は公式で再確認)
※津軽海峡フェリーは6m未満が1区分。6mを超えると割増になります - 2026年4月1日に運賃改定済み(最新料金は公式確認推奨)
- お得情報:スーパー海割(早期Web予約限定・通年販売/乗車人数が多いほどおトク)・往復割引10%OFF
- 公式:https://www.tsugarukaikyo.co.jp/
青森→室蘭|15年ぶりに復活した道南ルート
じつは津軽海峡フェリーには、函館行きのほかに「青森→室蘭」便もあります。これは2008年11月に休止していた航路で、2024年10月に約15年ぶりに復活しました(物流の「2024年問題」を背景にした再開)。2026年も運航中の、まだ新しいルートです。
- 青森→室蘭:約6時間45分/1日1往復(青森発10:40→室蘭着17:25)
- 料金(6m未満+大人1名):通常期で約32,040円(車1台+運転手1名は車両運賃に込み+同乗者大人1名)。時期で変動・割引あり
- 就航船:ブルーグレイス(2025年8月就航の新造船)
- 室蘭ってどこ?:北海道南西部・内浦湾(噴火湾)の入口で、苫小牧の西側。登別温泉・洞爺湖へのアクセスが良いので、道南をゆっくり巡りたい人に便利
- 公式:青森〜室蘭 航路ページ
📝 くま嫁的ポイント
函館より西の道南(登別・洞爺)を目指すなら、室蘭に上陸した方が時短になることも。復活したばかりの航路なので、ダイヤや運賃は公式で最新を確認してください。
青函フェリー

- 青森→函館:約3時間50分/1日8便(最多)
- 料金(普通車5m未満):通常19,100円/繁忙期23,100円
※車長5m以上は料金区分が上がります - キャンペーン:春色(4/1〜5/31)5m未満15,000円/夏色(6/1〜9/30)12,000円
- 特徴:最安・便数最多・Wi-Fi無料
- 公式:https://www.seikan-ferry.co.jp/
📝 くま嫁的ポイント
大間→函館はたった1時間半。「マグロの大間で晩ごはん→翌朝函館の朝市」みたいな贅沢ルートも組めます🐟
🏨 函館でゆっくり泊まるなら、宿は早めの予約が安心
朝市・夜景・湯の川温泉の人気エリアはすぐ埋まります。よく使う2サイトで比べてみてください。
【おまけ:大型キャンピングカーの場合】
ここまでは、多くの方が当てはまる普通車・ハイエースクラス(6m未満)を前提にお話ししてきました。我が家は今、全長6.99mの大型キャンピングカー「ころりん号」に乗っていますが、大型車は長距離フェリーの車両料金が大きく上がるため、今は「大間まで自走→大間→函館の短距離フェリー」に切り替えました。大型キャンピングカーの方には、大間ルートが救世主です。
参考までに、2021年にころりん号(6.99m)で大間→函館に乗った時の料金は31,930円。同じ大間→函館でも6m未満の普通車なら17,000〜22,870円なので、車長によって料金が大きく変わる一例です(※2026年は運賃改定あり・最新は公式サイトで確認推奨)。

▼ ころりん号で実際に大間→函館フェリーに乗った時の様子はこちら👇
全ルート比較表|料金・時間・便数を一覧で
※下記の料金はすべて「普通車5m未満+運転手1名」の基準値です。6m以上の大型キャンピングカー・バンコンは車長区分が上がり、料金が大幅に変動します。
| ルート | 所要時間 | 普通車料金(5m未満) | 1日の便数 |
|---|---|---|---|
| 大洗→苫小牧 | 17〜18h | 38,500〜55,000円 | 2便 |
| 仙台→苫小牧 | 約15h | 公式で要確認 | 1便 |
| 名古屋→苫小牧 | 約40h | 公式で要確認 | 隔日1便 |
| 舞鶴→小樽 | 約21h | 37,500〜50,500円 | 1便 |
| 敦賀→苫小牧東 | 約20.5h | 37,500〜50,500円 | 1便 |
| 新潟→小樽 | 約16.5h | 29,500〜43,000円 | 1便 |
| 八戸→苫小牧 | 約7.5h | 22,000円 | 4便 |
| 青森→函館(津軽海峡) | 3h40m | 21,260〜28,600円 | 6便 |
| 大間→函館 | 1h30m | 17,000〜22,870円 | 2便 |
| 青森→函館(青函) | 3h50m | 19,100〜23,100円 | 8便 |
※大洗ルート・津軽海峡フェリーは「6m未満」まで同一料金です。それ以外のルートは5m未満が基準で、車長が上がると料金区分も上がります。
※燃油価格の変動で運賃が見直される可能性があります(青函フェリーは2026年4〜6月に燃油調整金を導入)。最新は公式サイトで必ず確認してください。
フェリーでは「車中泊」はできない|客室で寝る&ペットはどうする?

車中泊旅をしていると、「フェリーでも車の中で寝るの?」と思うかもしれません。
答えはNO。
安全上のルールで、出航から到着まで車両甲板には立ち入れません。揺れや排ガス、事故防止のためで、車の中で寝ることはできないんです。乗客はみんな客室で過ごします。
でも、これがむしろ嬉しいポイント。
いつも車の狭いベッドで寝ている私たちにとって、フェリーの客室で足を伸ばして眠れる夜は、ちょっとした贅沢。大浴場でお風呂に入って、運転の疲れもリセット。揺れに身をまかせていると、不思議とぐっすり眠れます。
車中泊旅の中で、フェリーの日は「移動しながら泊まる、特別な宿の日」。車の中では寝られないけれど、その分、体をしっかり休められる貴重な一晩になります。客室は雑魚寝(ツーリスト)から個室・スイートまで、予算で選べます🛌
ペット連れの場合はどうする?

愛犬・愛猫と一緒に旅する人が一番不安なのが、「航海中、車に残したペットに会いに行けるの?」という点。
結論から言うと、長距離フェリーでは航海中に車へ戻れないので、ペットを車内に残すことはできません(さんふらわあ・太平洋・新日本海・シルバーは、いずれも車内残留禁止)。代わりに、次の方法を使います。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| ペットルーム | 船内のケージで預かり。長距離4社にあり(数千円〜) |
| ペット同伴室 | ペットと同じ客室に泊まれる個室。室数が少なく激戦なので早期予約を |
| ドッグラン | さんふらわあ新造船・シルバー新造船などに完備 |
一方、短距離の津軽海峡フェリー・青函フェリー(青森・大間→函館)は、車内にペットを残したまま渡るのが標準スタイル。所要1〜4時間と短いので現実的です(ただし航海中は車に戻れないので、エンジン停止・夏場の車内温度には十分注意)。
【ペット連れの注意点】
- 犬は狂犬病ワクチン接種証明(1年以内)の携行が必須(さんふらわあ・新日本海は提示必須・なければ乗船不可)
- ペットルーム・同伴室は事前予約制。室数が少ないので早めの確保を
- シルバーフェリーのペット設備は小型犬・猫が対象(中・大型犬は要確認)
- 料金や最新ルールは変わることがあるので、予約前に各社公式で必ず確認を
「愛犬と同じ部屋で過ごしたい」なら、ペット同伴室のあるさんふらわあ・新日本海・太平洋フェリー(きたかみ)・シルバーを、早めに予約するのがおすすめです🐕
車中泊旅でフェリーを選ぶ4つのコツ

① 出発地と目的地から逆算する
- 道東(釧路・知床)狙い→苫小牧着が便利
- 道央・道北(札幌・旭川・稚内)狙い→小樽・苫小牧東が便利
- 道南(函館・室蘭)狙い→函館便(青森・大間発)が便利。室蘭まで直接行きたいなら2024年復活の青森→室蘭便も
② 安さ重視 vs 快適さ重視
- 安さ最優先:青函フェリー/八戸→苫小牧
- 快適さ最優先:太平洋フェリー/さんふらわあ
- バランス型:新日本海フェリー
③ 時間の使い方を逆算する
- 深夜便:寝てるうちに移動→朝から観光フル稼働
- 夕方便:船内でゆったり1泊→翌昼着で観光は翌日から
- 昼便:景色を楽しみながら船旅を満喫
④ ペット連れ・お風呂・船内設備をチェック
- ペットルーム完備:さんふらわあ深夜便・新日本海・シルバー・津軽海峡
- ペット同伴客室あり:さんふらわあ(夕方便・深夜便とも)/太平洋フェリー「きたかみ」/新日本海/シルバー
- 大浴場・露天風呂:太平洋フェリー・新日本海フェリー(露天)/さんふらわあ(展望浴場+サウナ)
- Starlink Wi-Fi:太平洋フェリー・新日本海フェリー(2026年4月〜)
予約・乗船時の注意点|知らずに行くと損する話

早割を必ず活用する|狙いめは「春〜初夏」
各社、早めの予約でぐっと安くなる早割があります。なかでも春〜初夏(4〜7月)の閑散期キャンペーンは割引率が高め。行く季節をずらせる人は、ここを狙うのが一番おトクです(料金・期間は2026年5月時点。最新は必ず各公式で確認してください)。
- 太平洋フェリー:早得21(21日前までの予約で割引)。季節限定の「初夏の早得21」は2026年6月1日〜7月16日乗船分が対象で、2等・寝台が最大30%OFF
- 新日本海フェリー:各種割引(往復割引10%・回遊割引10%、55歳以上向け「夏旅GOGO割」など)。早めの予約と割引の合わせ技がおトク
- 津軽海峡フェリー:スーパー海割(早期Web予約限定・通年販売)。さらに往復割引10%OFFと併用できる
- 青函フェリー:季節キャンペーン。「春色」は4月1日〜5月31日、「夏色」は6月1日〜9月30日。Web予約限定で5m未満の乗用車が12,000円(数量限定)
繁忙期と閑散期を理解する
- 繁忙期:GW・夏休み(7月後半〜8月)・お盆・年末年始
- 閑散期:4〜6月・9〜10月・1〜2月
閑散期は料金が4割ほど安くなるので、時期をずらせる人は絶対ずらすべきです。
食料・飲み物は乗船前にコンビニで調達しておく
船内の売店・自販機・レストランは割高な傾向。長距離便(15〜18時間)に乗る場合は、食事代もバカになりません。
- 乗船前にコンビニやスーパーで食料・お酒・おつまみを調達しておくと一気に節約
- フェリーターミナル近くのコンビニ・スーパーを事前にマップで確認しておくと安心
- レストランで1食食べると数千円コースなので、軽食メインで乗り切るなら持ち込みが正解
私たちも最初にフェリーに乗ったとき、「コンビニでお酒やおつまみを買っておけばよかった〜」と後悔しました。それ以来、必ず乗船前にコンビニで仕入れるようにしています。
航海中は車両甲板に行けない
乗船したら、目的地に着くまで車に戻れません。
必要なものは乗船前に車から客室へ持ち込むのが鉄則:
- 充電器・モバイルバッテリー・スマホ
- 着替え・歯ブラシ・スキンケア用品
- ペットフード・トイレ用品
- 乗船前にコンビニで買った食料・飲み物(前項参照)
我が家のフェリー乗船レポ・関連記事
普通車・ハイエースクラスで関東から行くなら、大洗→苫小牧の長距離フェリーが「移動+宿+食事+お風呂」を一気に解決できて本当に便利。我が家もハイエース時代は、このルートに何度もお世話になりました。
ハイエース時代の大洗ルート乗船レポはこちら👇
▼ さんふらわあ「さっぽろ」の船内を実際に紹介した動画はこちら👇
「フェリーじゃなくて陸路で行く方法ない?」と気になる人は、こちらも参考に👇
🛳 フェリーの予約と一緒に、上陸後の宿も押さえておくと安心
北海道は広いので、初日の宿だけでも先に決めておくと旅がぐっとラクになります。普段ポイントを貯めているサイトで選んでOK。
まとめ|あなたにぴったりの一本が、きっとある

- 関東圏なら大洗→苫小牧
- 東海・東北なら太平洋フェリー or 八戸
- 関西・北陸なら新日本海フェリー
- 「とにかく安く・短く」なら青函・大間ルート
- 大型キャンピングカーは大間ルートが救世主
そして何より大切なのは、自分の車のサイズで料金を確認すること。5m未満と7mでは、料金が全然違ってきます。
「移動時間」をただの移動と思うか、「船旅という体験」と思うかで、北海道旅の濃さが変わります。
ぜひ自分にぴったりの一本を見つけて、最高の北海道車中泊旅へ出かけてみてください⛴️

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